2013年12月9日月曜日

【講演報告】あねごテック~スピンアウトイベント~

この間、大川哲志氏からの誘いもあって主体性について話をさせていただきました。内容的には少し難しかったかな、という反省があるのですが、何回かに分けて紹介をさせてもらおうかと思います。




テーマ的には、主体的に働いていますか?という内容なんですが、このテーマを選んだきっかけは、10月に発表されたギャラップ社の調査結果でした。なんと、日本で意欲的に働いている労働者は9%しかいなかったのです。

僕が調べたところ、週休2日で1日10時間、寝ている時間を8時間とした場合に、20~60歳の40%以上を働いて過ごしています。これは、組織開発に携わる個人としてはショッキングな内容でした。そして、同時にこれはテクノロジーの進化や利便性の向上は人の働きがい向上に寄与していないとも感じるきっかけになりました。実は、この調査は2005年にも行われているんですが、同じく9%で平行線をたどったままなのです。

にも関わらず、ソーシャルメディア上でのつぶやきや出回っているニュースはテクノロジーの注目したもので、人間の心や自己についての認識、そういった心理学的・人の根源的な話は少数のような気がしています。そう、テクノロジーの進化では人の働きがいや意欲は向上しない、ハーヅバーグ風に言えばそれは単なる衛生要因でしかないのだと思います。(誤解なきよう、もちろん組織の戦略などを考えるにあたっては、重要です。ですが、それで人の心の充実はない、ということです。)

1960年代に、アメリカではヒューマンポテンシャルムーブメントというのが起こりました。人間性回復運動と呼ばれています。それは、プラグマティズム、人間をものとして扱うような風潮に対するアンチテーゼでした。こうした動きが改めて必要なのではないでしょうか。

当時から、組織・企業と個人の関係は大きく変わったと思います。経営に対する不信感、激化する競争に埋もれる集団本来の温かみ、協働、コラボレーション。蔓延する防衛コスト。

人にフォーカスする。

続きはまた今度詳しく書いていきたいと思います。

思想を体現する。

人生を決めているもの。住宅と街並みとぼくの視線から考える人生論。

  家づくりを検討しはじめて約2ヶ月。あれだけ回避していたローンのリスクを受け入れて、家を建てることに決めた。日本の一戸建ての寿命が30年のところ、90年もつ家を建てることを知ったのが大きなきっかけだった。90年もてば3歳の息子も死ぬまで住むことができるだろう。それならローンを組...