企業でも個人でも、改善活動が続かないケースがよく起こります。「コンサル会社に高い料金を払ったのに、契約が終了したらもとに戻ってしまったよ」、よく聞く声です。重要で変えていきたい、変わりたいと思っているのに「三日坊主」に終わってしまう理由はなんでしょうか。
その秘密は、”裏の目標”にあります。
ん?裏の目標?なんじゃそれ、って感じなんですが。簡単に言ってしまうと、本音と建て前という表現になるでしょうか。(建て前の)目標達成を阻害する”本当の目標”とも言えると思います。
肉体改善に取り組むK君がいるとして、週に2回ジョギングをする、という目標を立てたとしましょう。これまでのデータを見る限り、ジョギングの回数は6回、3週でデータ更新が止まっています。「三日坊主」ならぬ「三週坊主」ですね(!?)
では、なぜその目標は打ち切られてしまったのでしょう?そこにはK君の”裏の目標”が存在していました。「ゆっくり本を読みたい」「苦しい思いをしたくない」「筋肉痛になりたくない」などなど。
これは、完全に私の例なのですが(笑)。表の目標が裏の目標に負けてしまっている。だから、改善目標が継続しない。本当に、僕は肉体改善したいと思っているのに、できない。「思っているのにできない」が人の行動変容を難しくしている理由です。
僕らは限られた時間の中で、無数の目標をもっていきています。もっと寝たい、早く会社から出たい、本を読みたい、おいしい料理が食べたい、などなど。こうした無数にある目標の優先順位が低い場合、「思っているのにできない」ということが発生するのです。
僕の場合には、肉体改善にどれくらいの価値があるのか、ゆっくり本を読みたい理由は何か?など目標の優先順位づけをしなくてはなりません。あるいは、僕の心の奥の奥をのぞけば、まだ若いのだから体質はいつでも変えられる、むしろキャリアを築くのだ!という強い思いがあるのかもしれません。
このような僕も、タバコをやめ野菜をおおめに摂るようにしています。そう、陰で努力はしているのです。(笑)
今年は仕事の年。
一応、健康維持も付け加えておくことにします。(笑)
写真は妻から送られてきたロンドンの写真です。
今後ブログに載せていこうと思います。
思想を体現する。