2014年1月26日日曜日

自己満足主義が増える時代!? 〜自己を中心と捉えるからこそ大事な他者の評価〜

先日、マインドフルネスの記事を読みました。ほー、こんな概念もあるのか、しかも2007からGoogleも研修に取り入れているそうで。



マインドフルネスは仏教の影響も受けているそうで、意識を今ここに集中する、という観点ではフロー理論にも似ているなと感じています。詳しくは、




記憶力や免疫力をも上げる? 「マインドフルネス」とは結局何なのか

「フロー体験」理論のあまりの凄さに戸惑いを隠せない






人知れず、ここ最近はこの目に見えないものの効用に注目しています。僕が携わっている組織開発においては「プロセス」ということになります。この「プロセス」は、人と人が相互にやり取りする際に発生する「感情」や「規範」のことを指しています。具体的に言うと、「あの人に異見をしたら、自分の評価がどうなるもんかわからないから、納得してなくてもはいと答えておこう。」、「上司からあんなに馬鹿にされた言い方されたわ、本当やる気なくすわー、もういいや、適当にやっとこ。」などなど。



こうしたことは職場の至る所に散見されるし、上記のような気持ち・感情は誰でも味わったことがあるのではないでしょうか。こうした仕事の内容とかではなくて、遂行時に発生するコミュニケーションや組織の雰囲気などを総称してプロセスと言っています。こうした組織開発上の目に見えないことに注目することは今でも大事だと思っているですが、それを越えた少しスピリチュアルとも呼ばれてもおかしくないようなもの、そこにも注目をしています。



上記のようなやり取りで感じることは、「あなたの言うことを聞いても成果が出ないじゃん!」といった部下の心の底の声と、「経験もないくせに生意気いいやがって」といったやり取りが多くなっているのではないかといます。これまでのやり方がどんどん通用しなくなっているから。若手からしたら、誰を信用していいかわからない、そんな時代を迎えつつあるように思います。



また、リーマンショックなどを見てきた今の入社3年以内くらいの人は、拝金主義・貨幣経済自体が人を幸せにしないことを感覚的に理解しているように思います。そういう意味で、僕らは時代のパラダイムの変わり目にたっています。



正解のない時代だからこそ、自分自身や自分の内面に正解を求める。自分が好きなことを追い求め、『評価経済社会』で言うように「評価」を求めていく時代になっていくのではないかと個人的に考えています。



正解のない世界、そんな世知辛いを生きている僕ら。自立・自律を重んじると同時に、「自己満足化」という陥穽に気をつけなければなりません。自己を中心として世界を見るからこそ、評価を下すのは他者であるということを意図的に意識しなければならないのでしょう。



妻がロンドンに行って1日目。今年はお互い仕事の年です。
頑張っていきましょう。



思想を体現する。

人生を決めているもの。住宅と街並みとぼくの視線から考える人生論。

  家づくりを検討しはじめて約2ヶ月。あれだけ回避していたローンのリスクを受け入れて、家を建てることに決めた。日本の一戸建ての寿命が30年のところ、90年もつ家を建てることを知ったのが大きなきっかけだった。90年もてば3歳の息子も死ぬまで住むことができるだろう。それならローンを組...