2014年1月23日木曜日

仕事の忙しさと能力開発度は相関しない? ~市場価値の自己責任時代~

今日は、お昼休憩の時間を使って書いています。残り、30分でどこまで書けるか。



みなさん、日々時間に追われ、上司に追われ、目標に終われと、ひーひーはーはーしながら仕事をしている方も多いと思います。これだけやってんだから、「絶対力になっているはずだ!」と信じたくなるのも当然ですよね。僕もそのように祈りつつ毎日頑張っています。



職場学習とかワークプレイスラーニングとか呼ばれる研究領域もあるので、職場や実務を通じた成長は確実に存在しますし、それは無意味でも無駄なことでもありません。昨日のブログでも書いた通り、基本的には「日常業務」を通じて新しいスキルを覚え、能力開発されていきます。



ですので、少し話は変わりますが(弟が今就職活動中なので頭によぎってしまいました)、学生の皆さんには日々の仕事が自分が望むものか、加えて自分が成長できる業務を任せてもらえるのか?という視点をもって会社を選ぶの非常に重要です。弟よ!頑張れ!(!?)



かなり話がそれました。



そうです。仕事から能力開発を行うというのは非常に有効だし、日本のお家芸とされた「OJT」はまさにその法則にのっとったものです。



ではでは、この仕事からの学びは有効に機能しているでしょうか?ここには疑問符がつきます。2007年頃、トヨタグループはグループを挙げてOJT研修に取り組みました。2007年問題、2012年問題などもそうですが、ほとんどの企業でOJTは機能不全に陥っていると聞きます。僕も、今の会社に入ってこの方みっちりとしたOJTはほとんど受けておらず、ほとんど「無法地帯」です(笑)



OJTが機能不全になっていることに重なって、今問題になっているのはテクノロジーの進化による「時間の細切れ化」です。OJTの機能不全の要因のひとつでもあるんですが、ここには企業で働く僕たちに大きな問題が潜んでいます。



それはある程度まとまった時間が取れなければ、専門的な能力も開発しえないということです。専門的な能力はおおよそ習熟するまでに10000時間必要だと言われています。このまとまった時間がなかなか取れない。『ワーク・シフト』では、今以上に国境というバウンダリーがなくなり、70億人との競争にさらされる中で、複数の専門的技能だ必要だと書かれています。



会社の中で誰かに教わることは少なくなりました。



また、「時間の細切れ化」によって専門性開発も難しくなっていく時代。



自分の市場価値は、完全な自己責任時代に向かっているのかもしれません。



ちょうど28分!

投稿して、午後の仕事に取り掛かろう。まとまった時間をある程度は確保しながら。



思想を体現する。

人生を決めているもの。住宅と街並みとぼくの視線から考える人生論。

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