先日久々にZOOMを使って研修を受けた。体験型のビジネスシミュレーションゲームだ。
コロナ禍によってオフラインの集合研修が開催できなくなり、オンラインへの移行が強制された。そこで、絶滅危惧種となっていたのが体験学習のプログラムだ。
ウェブ会議システムでの研修実施になったことによって、リアルで実施できていた体験学習のプログラムが使えなくなってしまったのだ。そのため、オンラインの研修は基本的にはディスカッションを少人数で行うか、講師の講義を受け身で聞くほかなくなってしまった。結果何が起こったのか。退屈なオンライン研修が量産されてしまったのではないかと思う。
そんななかで、今後求められるのは体験学習プログラムのオンライン化だろう。エン・ジャパンではすでにオンライン上でも実施できる体験学習プログラムを用意しており、大手企業からも喜びの声をいただいている。オンラインであっても直接、研修講師と同じ時間を過ごすならば、講義だけでなく体験学習プログラムが必要だろう。単なる講義だけなら、わざわざ講師と時間をあわせてウェブ会議システム上で会わなくても、Eラーニングで事足りる。
退屈なオンライン研修の量産を超えて。
いかにオンラインでも退屈しない、リアルと同等の価値を出すオンライン研修プログラムをつくれるのか。
そんなことを今後も考えていきたいと思う。