今日は人材育成に携わっていて、つくづく感じること。
他律的な働きかけによって変わるものがある反面、自律的にしか変わらないものがあると思います。
ほとんどの問題は他律的な働きかけによってある程度の問題解決が可能だと思っているのですが。
組織・人事コンサルが介入することで変わるもの、変わらないものとは一体どのようなものがあるのでしょうか。
【組織・人事コンサルによって変わるもの】
ビシネスパーソンの能力開発や行動変容を考える時、外からの働きかけによって変わるものは実はたくさんあると考えています。
①個人の視点
個人の視点で言えば、知識や技能です。知識はわかりやすいですね?あるテーマについて理解できている情報ですね。それでは、技能とは何なのでしょうか。技能は、ゴルフに例えるとわかりやすいので説明しますね。ゴルフのセオリー、クラブの握り方やスイングの仕方を指南している雑誌や書籍はたくさんありますし、石川遼くんなどをテレビで観ていれば何となくでも頭では理解することができます。では、実際にクラブのスイングの仕方を知っていれば、高いスコアは叩き出せるでしょうか?答えはNoですね。
教育研修を実施する際は、必ずフォロー研修や使いこなせるようになるための反復練習をオススメしています。忘却曲線という言葉がある通り、一日研修を実施したことが全て頭に入り、かつ実践ができるという人はごく稀であるという厳しい見方が、実は教育研修企画には必要です。
②環境の視点
それ以外の環境の視点で言えば、戦略、評価制度や上司、組織文化、業務・タスクなどです。上記のようなテーマは、皆さんもご存知のとおり、様々なコンサルティング会社が手掛けていますし、小生もその1人です。経験上、アプローチ方法も多種多様ですし、こういった外圧によって個人の能力開発や行動変容が促されるケースはたくさんあります。
いかがだったでしょうか?
胡散臭いとよく言われるコンサル業界でも多くのことを変革できる、その変革が組織へのインパクトを与えるだろうということは理解頂けたのではないでしょうか?
明日は、組織・人事コンサルタントでは変えられない、と小生は思っている、唯一のものを紹介したいと思います。
それではー!!