2013年9月26日木曜日

主体性が引き起こす格差社会~ヒト・モノ・カネ・情報から考える個人のキャリア~

吉田松陰の人生を勉強しだしてから、「立志」や「主体性を伴う実学」といったことが現代の重要なキーワードになりつつあると思います。今日は、ヒト・モノ・カネ・情報通から個人のキャリアを構築する上で、如何に主体性が大切なのか?を考えてみたいと思います。















【ヒト・モノ・カネ・情報はかつてないほどに手に入りやすくなった】
経営資源として考えられてきたヒト・モノ・カネ・情報ですが、この全てが個人の手にも渡ろうとしています。

まず、ヒトですが、こちらはソーシャルメディアの台頭によって格段に繋がりやすくなりました。私も気づけばFacebook上の友達は289人、Twitterでフォロワーが500弱います。Twitterで「法律に詳しい人はいないだろうか」とつぶやけば、私の友人がFacebookでメッセージをくれました。自分自身の社会関係資本の中には、才能がたくさんある訳です。こうして、頼りたくなったら頼れるという意味で人は格段に繋がりました。

モノについては、何を捉えるかにもよりますがモノは溢れています。100均に行けば、色々なものが手に入りますし、パソコンひとつで出来ることは今では沢山あります。映像編集、作曲など様々です。

カネも同様です。ソーシャルファンディングという概念があります。ソーシャルに資金を調達することです。少人数のプロジェクトでも資金調達ができる「READYFOR?」というサービスが有名ですね。カネも個人が手に入れることができる時代に入りつつあります。

情報はもう書く必要もないことですね。先のソーシャルメディアやBlog、ニュースサイトを通して情報は溢れています。先日Blogで書いたMOOCも同じことです。

【本当の格差社会の到来】
上記の時代背景を通して考えると、その資源を活用する気があるかどうか、そのために行動を起こすことができるかどうかで個人資本に大きな格差が生まれるのではないかと思います。

特に、情報の格差は2極化の一途を辿ると考えています。残念ながらサービスが終了してしまったGoogleリーダーですが、これはあるテーマを決めてその情報をキャッチアップするのに最適です。僕であれば、「教育」、「能力開発」、「イノベーション」などで情報収集をしています。更に、ソーシャルメディア上のインタレストグラフも重要です。特に、Twitterはインタレストグラフでフォロー、フォロワーが決まると言われていますが、ここでも情報は山のように入ってきます。

教育サービスという観点でいくと、MOOCsもそのひとつの現れです。

「興味関心が情報の限界を生み、情報の限界が行動の限界を生み、行動の限界が成果の限界を生む」とはよく言われることですが、そういう意味ではテクノロジーに一定の理解がなければ、おそらく今後取り残されていくことになると思います。

【だから大切な立志と主体性】
さあ、ここで吉田松陰先生の登場です(笑)。いやいや、ネタにしてはいけませんね。いやいやいや、これは小生、本当に考えていることなんですよ。個人の大きなチャンスと捉えて、自分の志を確立して行動して、資源を有効活用できるかどうか。これで何万倍の差がつくと思います。

以前、組織・人事コンサルティング会社が変えられないものとして「考え方」を取り上げました。そうなんです。このテーマが非常に難しい問題なのです。でも、立志と実践が実現できればあとは木の枝葉であって、後からついてくるようなもんだと思っているのですよ、本当に。

個人のキャリアを考える上で、これほどまでに武器やバックアップ体制が整った時代はありません。これからのキャリアの根幹は内省や主体性の発揮のための立志ということになっていくのではないかと考えています。

そういう意味で、今後の小生の課題は主体性発揮のポイントになりそうです。

ではでは、引き続き頑張っていきますっ!

人生を決めているもの。住宅と街並みとぼくの視線から考える人生論。

  家づくりを検討しはじめて約2ヶ月。あれだけ回避していたローンのリスクを受け入れて、家を建てることに決めた。日本の一戸建ての寿命が30年のところ、90年もつ家を建てることを知ったのが大きなきっかけだった。90年もてば3歳の息子も死ぬまで住むことができるだろう。それならローンを組...