◼︎もともと教育に興味があって足を踏み入れたコンサル業界
僕は大学生の頃、塾の講師でアルバイトをして英語を教えてました。自分が、大学への受験勉強をしていた頃に恩師に出会って教育に感化されたことがきっかけでした。
自分が得意としていた英語も大学の時にある程度のレベルまでいったので、次のステップにと思った時に出会ったのが、コンサルタントという職業でした。
◼︎知っていることを教える教育、知らないことの判断を促すコンサル
今思うと塾の講師は楽なものでした。
なぜなら、教育というのは、1度学んだこと、経験したことを教えればいいからです。
大学生が中学生、高校生に教える。考えてみたら楽ですよね。まだ、習いたての人たちに、自分が知っていることを教えるのですから。
当時、確か90分2000円くらいお金を頂いてましたから、結構、楽なお仕事だったなーと思います。
反面、コンサルタントのお客様は経営者をはじめとした自分たちよりも経験値の高い方々です。
社会人に成り立ての若造が、ビジネス経験豊富な、しかも社長に何かアドバイスをするのですから、考えただけで震えてきますね。
また、教育とコンサルの違う他の点は、正解を教えるのではないということです。先生は生徒に答えを教えてくれますが、そもそもビジネスに正解があるのかというほど、複雑で、答えがわからない時代に入ってきました。ただし、答えはなくとも経営の定石はあるのではないかと考えている今日この頃です。なので、コンサルタントとはその経営の定石をベースに適切な判断を仰ぐための切り口を提供することがお仕事の内容になってきます。
◼︎コンサルタント志望の学生に伝えたいこと
さてさて、前置きが長くなりましたが、ここからが本題です。僕自身のコンサル業界での経験を元にまとめてみました。
①とにかく働き学ぼう
こう書くと、ブラック企業とか長時間労働だとか言われそうですが、誤解なきよう。そうしたことを促すためで書いているのではありません。
先ほど書いたとおり、コンサルは自分よりも経験の高い方々に対して、意思決定を促すための仕事です。
ですから、今の自分とお客様とのギャップを埋めるために、人より多くのことを経験し学んでいく必要性があります。
少しでも早く経営者の皆さんにお役立てできるよう、日々、継続的に学習する時間を持ち、同期に負けないくらい仕事をしてコンサルタントとしての力をつけましょう。
②様々な経験を用意してくれる会社を選ぼう
①にも関連しますが、僕らは経営者を支援するために経営についての広範な知識が必要です。
もし、あなたがこれから入る会社が扱っているサービスの領域が少ない、あるいはパッケージ化されているならば、その会社はコンサルタントに適しているとは言えません。サービスが少ない、パッケージされているということは、僕らの対応力の幅をむしろ狭めているとも捉えられるのです。
また、あまりに効率性を求める会社もコンサルタントとして能力開発に適してるとは言えないでしょう。効率より、時間はかかっても人材育成に力を入れている会社を選びましょう。
③コンサルティングとは問題解決の思想を持つこと
コンサルティングとは自分がその経営者の経営改善に対する解を持って、仕事をするということです。僕はそのことを思想を持つと言っています。
同じ会社のコンサルタントでも、問題解決解決の方法は十人十色で、様々です。おそらく、この世の中に全く同じソリューションを考えるコンサルタントはいないでしょう。だからこそ、自分の思想が必要なのです。
逆に、コンサルタントの問題解決思想の多様性を認めてくれない会社は、そもそもコンサルティング会社ではないかもしれません。問題解決方法が固着化してきたら、それはコンサルタントとしての成長がストップしていることと一緒です。気をつけましょう。
④コンサルタントとはサービスの責任者という厳しい仕事であること
コンサルタントとは頂いたお金(フィーと言ったりします)に対して、すべての責任を負うことを意味します。
例えば、3時間のミーティングを4回で100万円頂戴をしたとします。経営者の皆さんは、頑張って稼いだ利益の中の100万を我々に支払って頂くのですから、その期待に答えるということは結構の重圧です。
プレッシャーの高い仕事だからこそ、時間単価にするとものすごい金額を頂けるのです。だからこそ、そのプレッシャーや期待に応えるための自己鍛錬が重要なのです。
逆に、コンサルタントの問題解決思想の多様性を認めてくれない会社は、そもそもコンサルティング会社ではないかもしれません。問題解決方法が固着化してきたら、それはコンサルタントとしての成長がストップしていることと一緒です。気をつけましょう。
④コンサルタントとはサービスの責任者という厳しい仕事であること
コンサルタントとは頂いたお金(フィーと言ったりします)に対して、すべての責任を負うことを意味します。
例えば、3時間のミーティングを4回で100万円頂戴をしたとします。経営者の皆さんは、頑張って稼いだ利益の中の100万を我々に支払って頂くのですから、その期待に答えるということは結構の重圧です。
プレッシャーの高い仕事だからこそ、時間単価にするとものすごい金額を頂けるのです。だからこそ、そのプレッシャーや期待に応えるための自己鍛錬が重要なのです。
少しでも、コンサルタントを志望する学生さん、あるいはコンサルタントを目指す若手の皆さんにお役立てできることを願って。
思想を体現する。