2015年2月10日火曜日

褒めることのデメリット!? 〜褒めることは誘導につながる〜

■褒めることのメリットとデメリット

他者の自己実現を支援しようと思った場合、褒めたり、肯定的な応答がポジティブな影響を与えるのは間違いない。厳しいことや否定的なことをは受け入れがたいのは誰でもわかるだろう。

気をつけないといけないのは、褒めすぎるということが人の自己実現を妨げてしまうことがあるということだ。

褒めすぎることは、強力な誘導になりうるということにつながる可能性がある。褒められるあまり、自分の意思とは別に、誰か違う自分を演じてしまう可能性があるということだ。




■褒めすぎることが相手の主体性を奪う

本人の主体性を歪めてしまうことにもつながりかねないのだ。

主体性が人の行動を最もモチベートし、促進するから、この主体性を歪めることは自己実現の支援とは程遠くなってしまう。

本人の主体性を尊重して意思決定を促すためには、どちらかいっぽうを褒めすぎたり、肯定的評価を使いすぎないことが重要である。


■いっさいの主観性や先入観を捨てる

これが、起きてしまう多くの原因は、支援者の主観が入ってしまうために起こる。「こうしたほうがいいのではないか。」「こうしたら問題解決できる」という主観的先入観が自己実現を阻害する。

こちらの主観ではなく、相手を多面的、客観的に見て、相手がどちらの方向に進みたいか、これを受容し、傾聴するのだ。


■支援の起点はいつでも相手の中にあることを忘れない

相手の自己実現の出発点は、いつの時でも、相手の中にあることを忘れてはならない。「人を変える」という支援者としての傲慢を捨て去らないければならない。



思想を体現する。

人生を決めているもの。住宅と街並みとぼくの視線から考える人生論。

  家づくりを検討しはじめて約2ヶ月。あれだけ回避していたローンのリスクを受け入れて、家を建てることに決めた。日本の一戸建ての寿命が30年のところ、90年もつ家を建てることを知ったのが大きなきっかけだった。90年もてば3歳の息子も死ぬまで住むことができるだろう。それならローンを組...